★★★映画紹介『大統領の執事の涙』あらすじと見どころ

3行で『大統領の執事の涙

アメリカの黒人運動を振り返る映画。 ●他の映画をより楽しむための知識も付く。 ●「主張しないと何も伝わらないんだな」が教訓。

主人公セシルのモデルとなったのは、ユージ・アレンという人物。

どこまでが事実なのかはわからないけれど、1986年から36年間、ホワイトハウスで執事をしていた彼の視点から見たアメリカの話です。

https://www.youtube.com/watch?v=QJ3C6JCewAQ

あらすじ

彼は見ていた。 7人の大統領に仕えた黒人執事。世界の中心<ホワイトハウス>の知られざる物語―綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは、見習いからホテルのボーイとなり、遂には、ホワイトハウスの執事にスカウトされる。 キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争・・・、アメリカが大きく揺れ動いていた時代。セシルは、歴史が動く瞬間を、最前で見続けながら、忠実に働き続ける。黒人として、そして、身につけた執事としての誇りを胸に。 そのことに理解を示す妻とは別に、父の仕事を恥じ、国と戦うため、反政府運動に身を投じる長男。兄とは逆に、国のために戦う事を選び、ベトナムへ志願する次男。世界の中枢にいながらも、夫であり父であったセシルは、家族と共に、その世界に翻弄されていく。

みどころ

歴史の教科書的みたいな作品。

他の映画を観るときに役に立つから、観ていて損は無い映画です。

ゲットアウト』を観る前に知っておけば、もっと色々分かったのかもな、と少し後悔。冒頭に出てくる“農園”については、『それでも夜は明ける』を参照。

 

黒人差別のエピソード自体には思い入れが無いから何とも言えないところはあります。でも、自分自身が昔から「反抗してはならない」と考える聞き分けの良すぎる子だったから、その点では共感。

「自分の意志で行動しないと何も変わらない」という教訓は自分の中に留めていたい。それを思い出させてくれるので、また観たい作品。