★★☆映画紹介『ゲット・アウト』のあらすじと見どころ。
三行で『ゲット・アウト』
2017年の映画。
少し前に「面白かった」という噂を聴いていて、Amazonに出ていたので観てみました。
すごくおもしろかった。
あと、観終えてから調べていたら評価が高いようで安心しました。
本作は批評家から極めて高い評価を受けている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには287件のレビューがあり、批評家支持率は99%、平均点は10点満点で8.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「笑いどころもあるし、恐ろしさもある上に、観客を思考へと誘う作品だ。『ゲット・アウト』は鋭い社会批判をホラーとコメディを融合させた見事な娯楽作品に仕立て上げた」となっている。また、Metacriticには48件のレビューがあり、加重平均値は84/100となっている。
https://www.youtube.com/watch?v=80Z6tp0NXWI
あらすじ
ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待される。 若干の不安とは裏腹に、過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚える。 Amazonプライムビデオより引用
黒人に対する人種差別がテーマの一つなのだけれど、それに詳しくない人でもエンタメとして楽しめます。途中で少しだけ日本人が出てくるので、色々考えさせられますけどね。
よくよく考えてみると、彼と同じ視点は日本でメディアに触れていると持つものなのかもしれません。ちょっと怖いなあ。
見どころ
あれよあれよという間に物語に引き込まれます。それが楽しい。
本当に、こういう映画を構成している人ってすごいと思います。
僕が印象的だと感じたシーンは、黒人使用人たちの濁った眼。まるで焦点が有って無い感じが怖かったです。他にも不気味なシーンは沢山あるのだけれど、そこから完全にペースに乗せられた気がします。
怖いものってつい見ちゃいますよね。怖いもの見たさみたいな。そこに集中していたらまた別のことが起きていて、あれ、あれ、ってどんどん自体が悪化していきます。
気が付いたら…っていう。
“催眠術”が物語の重要な役割を持っているのだけれど、話の中で出てくる催眠術は都合が良くて似非っぽい。でも、映画自体に見入ってしまう要素があるのは怖い(笑)
それ自体が催眠術の要素なので。
ネタバレになるから詳しくは言わないけれど、出来ればスピーカーよりヘッドホンの方が楽しめると思います。大きな声で脅かすようなシーンはありません。
すごくハラハラするので、予定のない日に見るのがお勧め。