『メイドインアビス』1巻に登場する伏線をまとめてみた

メイドインアビス1巻にあった伏線

考察のために『メイドインアビス』を見返していたら、1巻の時点で思ったより重要な伏線が隠されていました。

既に全体のプロットは出来上がっているとのことなので(1巻巻末より)当然といえば当然なのかもしれませんが、驚きました。がぜん読み込みたくなります。

 

1~8話を振り返って重要だったところを、50話時点で判明しているものだけだけれどまとめてみました。

白笛の作り方

白笛の材料は命を響く石ユアワースという遺物。人間を原料にして作ります。

リコたちがそれを知るのは34話。ボンドルドとの会話の中で出てきます。

 

もしかしたら、これはオースの大人はみんな知っていることなのかもしれません。

1話でラフィーさんが、白笛になりたいと言うリコに対してこんなことを言っていました。

やっぱり…そんなにいいものなのかねぇ うちのハボもいい歳してなりたがってるけれど… こういっちゃ悪いけれど 白笛ってのはあれなんだろ…

初めは「白笛になれるのはイかれたヤバい奴だけだから…」みたいな意味かと思っていたのだけれど、笛自体の話だったんですね、コレ。

いきなりこんな話が出てきてたので驚きました。

1900年前

約1900年前のこと 南海ベオルスカの孤島に巨大な縦穴が発見された 直径は約1000メートル 深さは 今も分かっていない 特殊な力場が地上からの観測を拒んでいるのだ

初めの設定紹介。

1900年前にアビスの噂を広めた1人は、ヴエロエルコが奴隷?だったころの主人の男。(48話)

沖合まで漁に出た彼は、ボロボロになった船を見つけ乗り込みます。そこで星の羅針盤と生き残りを発見。黄金郷の存在を知ります。

その羅針盤が…屹立するところに…ある 大穴だ… 地の底まで続く…途方もない…人喰いの…穴 私は見られれなかった… 逃げてきた

後にヴエコは星の羅針盤を持って逃げて、決死隊ガンジャの一員としてアビスに向かいます。

星の羅針盤が1層に落ちていたのは、このためなのかもしれません。

レグは奈落の至宝

レグを見たシギ―は、遺物録でレグに似たロボットを探しました。

でも、それらしいものは見つからず、「レグは奈落の至宝オーバード」ではないかと考えます。

彼の身体は特級遺物の塊で おそらくアビス史上最も価値のある遺物の一つ 『奈落の至宝オーバード』なのかもしれないんだ

 

実際のところ、オーゼンに言わせれば「アビス信仰」を守るため。

奈落は未知のものだからこそ 畏怖おそれられるからこそ神たりえるんだ 簡単に行って帰ってこれたら 遺物の価値もアビス信仰も 足元から揺らぎかねないのさ 『奈落の至宝オーバード』が目録に載っていないのはね 見つかってないからじゃない 存在しちゃいけないからさ

初めにレグを見つけたのは多分オーゼンとライザで、「地上には知らせない方が良い」と判断したんでしょうね。

当時のことは再登場したオーゼンが話すかもしれないので期待です。

 

他にも、遺物録に載っていない遺物は沢山あります。

ボンドルドの精神隷属機ゾアホリックとか、ボンドルドの枢機へ還す光スパラグモス、ボンドルドの明星へ登るギャングウェイ、呪い針や呪い鋼・・・。平然とちょろまかしてるあたり、リコとボンドルドはやっぱり似てるんですね。

千人楔はオーゼンが、呪い除けの籠はライザが競売で買い取った私物ですから。

リコのメガネ

監視基地にある呪い除けの籠と、リコの出生の話。

深層で生まれたと教えられていたリコは実は死産。 呪い除けの籠は呪いを受けなくなるものではなく、死体に命を与えるものでした。

リコはそのとき目にダメージを受け、レンズを通さなければ頭痛を感じるようになります。

 

ちなみに、これが大体12年前の話。リコは12歳前後ということになります。

キユイの誕生日

アビスに潜る直前、レグはキユイにお別れを言いに行きます。

誕生日の恐いうわさを聞いていたレグがその話をすると、キユイは「あさって誕生日」とかえします。

 

6巻最後、ハウアーユードコカでは誕生日の呪いで熱を出しているキユイが登場するけれど、あれはレグたちがアビスに潜った翌々日の話。

ジルオがオーゼンに向かったのはその後。

オーゼンとどんな話をしているのかが気になります。

 

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