★★☆映画紹介『ファイティング・ダディ～怒りの除雪車～』あらすじと見どころ

～怒りの除雪車～という言葉から『メタルマン』みたいなZ級映画を期待していたんだけれど、違いました。Amazonのレビューには29件のレビューがあって評価は4.4。興味深いノルウェーの映画です。

三行で『ファイティング・ダディ～怒りの除雪車～』

●テンポの速いアクション映画。 ●コカイン過剰投与で息子を殺された父親が、犯人グループに復讐する話。 ●独特の間があって、シリアスだけど笑える。

原題は『Kraftidioten』ノルウェー語“消失のために”という意味らしい。

英題は『In Order of Disappearance』。“消失する順番”。

それがなぜ『ファイティングダディ　怒りの除雪車』になったのか。

本当に、どうしてこんな名前を付けたのかが疑問。ただ、こういうタイトルも好きだから文句が言えない(笑)

観るのはたぶん一度だけれど、一度は観る価値のある作品です。

除雪業を営むニルス。市民栄誉賞を受賞したその時、息子が何者かに殺されてしまう。ニルスは復讐を誓い行動に出るが、それによりドラッグを巡る2大勢力の抗争を招くことに。三つ巴の殺し合いで最も不利なニルスだったが、彼には誰にも負けない不屈の正義と、除雪用の大型重機があった...。

ニルスが本当に容赦なく復讐を遂げるので、それはある意味見どころ。

最後の方は、敵のボスに同情するかもしれません。

“復讐の話”というだけあって内容はシリアスなんだけれど、演出も相まって結構シュール。最後の方は、真剣なシーンなはずなのに笑い気味で「え、ここで？」と声が出てしまいました。

ブラックジョーク多め。

場面転換が多いので、結構しっかり見ておかなければ何が起こっているのかわからなくなってしまうと思います。

それだけ注意しておきましょう。