★★★映画紹介『手紙は憶えている』あらすじと見どころ

3行で『手紙は憶えている

●施設に入った老人が、戦時からの因縁に決着をつける話。 ●最愛の妻ルースを亡くしたゼブは、ショックで痴呆が進んでいる。 ●何度も記憶を失いながら、一つづつ前に向かっていく。

初めは「老人の復讐劇って・・・」と思ってました。

でも、観てみるとすごく面白い。オススメの映画です。

https://www.youtube.com/watch?v=GY_iEUCv2HQ

あらすじ

最愛の妻ルースが死んだ。 だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられない程、もの忘れがひどくなった。 ある日、彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡きあと誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい―」2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、70年前に大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、今も生きているという。 犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。 体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙と、かすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だったー

みどころ

老人の復讐劇だから、派手なアクションはありません。その分頭が使われていて、“ゼブはマックスの立てた計画を成功させられるのか?”が見どころ。

ところどころでドキドキさせられるシーンがあって、主にその不穏な感じを楽しむ映画です。

90歳のゼブは認知症の症状で記憶があいまいだから、観ていてさらに不安。音楽も哀愁が漂っていて、不安をあおってきます。

ナチス関連の知識が無くても十分観られるし、退屈になるシーンもありません。ただ、それぞれの立場でどういう反応になるのかはある意味見どころ。

 

最後に山場もあって、終始楽しませてくれるいい映画です。

暇なときに観たなら、退屈感は消し飛ぶでしょう。