イラストを描くのが楽しくない、めんどくさく感じてしまう理由と対策

絵を描くことって楽しいことです。

その原動力が何であれ、食べることとか話すことと同じで、それ自体が楽しいことなんだと思います。

でも、ふとした時に気が付くと楽しめなくなったりもします。

何だか不思議ですよね。

 

僕の場合、絵を描くのが面倒な時はたいてい、行き詰っているとき。

一言で言えばそうなんだけれど、実際はそんな単純な理由ではなくて、内心いろんなことを考えて葛藤しています。

「上手く描けない」とか、「何を描けばいいかわからない」とか、「もっとうまい人がいる」とか。

 

でも、少し休んで自分の原点に戻ってみたり、やりたいことを見つけることができれば、そのうち回復することができます。

SNSのためのイラスト?それとも

ところで、今のpixivやTwitterを見ていて素直に思うんですが、絵が上手い人が多すぎると思いませんか?

世界の技術が集大成していて、とても大きなものと戦っているように感じることがあります。

 

絵師さんたちをフォローしているとpixivでは一日何件も投稿通知が届くし、Twitterにはいつも綺麗なイラストが並んでいる。

Youtube には、何がどうなっているのかわからないメイキングも沢山。

 

「人と比べるのは良くない」。

それは事実なんだろうけれど、”絵の上手さ”を意識してしまうのなら、他人との比較を振り払うことはとても難しいと思うんです。

どこまで上に上がっても、その上がいます。

絵の上手さは結果

イラストレーターの岸田メルさんのインタビューを見ていて、「確かにそうだなー」と思った一文があります。

https://www.froma.com/contents/life/10009/

https://www.froma.com/contents/life/10224/

テクニックは描きたい絵があって初めて身につくものだから、テクニックだけ収集しても意味がない
メル 「絵が上達したいから」という理由でネット上のTIPS(小技)みたいな知識を収集してもあまり身にならないと思います。それよりも、毎日好きな絵を描いていたほうが上達します。 ただ、具体的に描きたい絵があって、あるポイントだけどうすればいいかわからない時にテクニックを調べる——女の子を描きたいけどどうしてもゴツくなってしまうと困っている時に、「女の子は肩幅が細くて、腰を太くすればいい」というテクニックを知る——そういう描きたいもののための試行錯誤は、今でもやっています。

上の方は見出しだから、メル先生が言ったのかはわかりません。でも、何を言いたいのかは伝わりますよね。

テクニックを覚えるのは手段。

手段は目的があって初めて成り立つものだから、という話です。

 

まずは、描きたいものを見極めること。

その後、自分ならどう表現するか考えてみましょう。

好きなものを増やす

スランプの解消法としては、これが一番手っ取り早い方法だと思います。

絵師さんで言えば「仕事絵じゃなくて趣味絵」を目指すこと。

 

僕はブログを書いています。

ブログ(文章)を書くことも絵を描くことと同じで、自分なりに興味や感じたことを伝える行為です。

 

じゃあ、何にも興味が持てないならどうするのか?

とりあえず行動します。ネタを探します。

例えば筋トレ。

https://life-is.club/plank-30days/

実際に経験したことだから、そこで感じたことをを文章にできます。

この記事は6691字。

原稿用紙に直せば8.3枚分。それなりの量です。

 

イラストも同じ。

描きたいものが思い浮かばないのなら探せばいい。

アニメでもマンガでもゲームでもいい。今は何でも見られます。

何かハマることができれば量を描くことができます。

その量は、質に変わっていきます。

 

とりあえず自分が好きになれるものを探して、それをイラストで表現するためにはどうすればいいか考えてみましょう。

 

技術は、描いている過程で少しづつ溜まっていくはずです。

いいねしている絵を見返してみる

あなたはどんなイラストをいいね、またはお気に入り登録していますか?

 

大抵は近いイメージの絵が並んでいるんだけれど、中にはまったく系統の違う絵があるんじゃないかと思います。

その絵を見たとき何を考えていたのか思い返してみてください。

 

シチュエーションが良かったのか、勉強になると思ったのか、細かいことは考えていなかったのか。中には存在を忘れているものもあるかもしれません。

それを、できるだけ詳細に言葉にしてみましょう。

繰り返していると、意外な共通点に気付くことがあります。そうして知らない間に積み重なっていた知識が、あなたのセンスになります。

あんまり”画伯ネタ”を本気にしない方が良いよ

最後に。

声優さんのラジオなどを見ていると、たまに”画伯”ネタが出てきます。

とんでもない絵を描いている人がいて、それをネタに笑いを取ってるあれです。

あれを下手だと笑ってると、自分にも帰ってきます。あんまり真に受けず、適度に流した方が良いと思います。

 

下手な絵を笑っていいのは、自分の絵が笑われても気にする理由のない人だけです。

https://life-is.club/talk-about-hair/

 

個人的にタイムリーなので入れてみました。

細かいことを考えるくらいなら

よく、「君が一日休んだうちに、ライバルは先に進んでいるよ」なんて言う人がいますが、僕はこれバカな話だと思うんです。

「体勢を整えるためになら休ませろよ、倒れるよりましだろ。」って、そう思いません?

 

細かいことを考えて手が止まってしまうのなら、考えずに済むまで誰かに満たしてもらってきてください。

どんな創作活動も、心に余裕がないとできませんよ。