成長に必要なのは、「ギリギリの負荷」と「整理するための休息」。
今回も面白そうな本を見つけたので紹介。
人間は、ギリギリの負荷の中で学び、休みながらそれを整理して成長します。
そのためには、具体的に何をすればいいのか?という内容。
最前線で活躍するトップビジネスパーソン、学者、オリンピック選手、一流ミュージシャンほど、無駄なことは一切やらずに、この方程式を実践していた。 「負荷+休息=成長」 この方程式は、能力や経験に関係なく全ての人を変える! 『PEAK』より引用
質の高い努力をする
“質の高い努力”というのは、技術を身につけるために無駄なく行動すること。
僕たちの身の回りで起こる出来事の多くは偶然なんだけれど、自分の望む結果が得られる可能性を上げるための手段が”技術を身につけること”です。
時間をかければいいというものではなくて、どれだけ無駄なく行動できるか。濃い練習ができるか、が重要。
みんな「やればできる」
技術の習得に対する態度は、人によって大きく二つに分かれます。- 技術は誰であれ、練習次第で身につくもの。
- 技術はその人固有のもので、ずっと変わらないものだ。
マルチタスクをやめる
人は本来一つのことにしか集中できません。 だから、ながら作業をやめて一つのことに取り組んだ方が良いという話。 沢山のことを同時にしているのは「やっている気」になっているだけで、その時の脳は“考えること”を切り替えるのに必死。本題がおろそかになってしまいます。 時間に追い詰められていない限り、結果を考えると一つ一つ片づけた方が良い。意図的な努力をする
上達の速い人は、特定の技術を伸ばすための意図的な努力をしています。 意図的な努力というのは、ほんの少し背伸びすること。「かろうじて手が届く挑戦」をすることです。 「余裕でできること」、「難しいけれど出来ること」、「無理かもしれないこと」、「どうにもならないこと」を細かく整理して、それを一つづつ潰していきましょう。 試しに、イラスト上達のために何をすればいいか考えてみました。 https://life-is.club/roalmap/ [temp id=6]努力をものにするために休む
誰だって、努力したら疲れます。
勉強すれば頭が痛くなるし、運動すれば体が動かなくなります。
けれど、休憩するのは回復するためではありません。整理して、学習するためです。
“一生懸命”ではなく“賢く”やる
「君が練習をさぼっている間に、他のみんなはドンドン積み重ねていくよ」という周りの言葉は無視して、自分なりに賢く休むことは重要です。 誰だって四六時中集中し続けることはできないし、無理に頑張ると疲れて動けなくなります。 マラソンに休憩があるのと同じように、集中するためには何も考えない時間が必要です。アイディアは休憩中に浮かぶ
人の脳は、何も考えていない時も働いています。 「夢を見るのは寝ているときに情報を整理しているから」というけれど、それと同じで起きているときも情報は整理され続けています。 瞑想したり、たまにボーっとしてみることで、頭の中で漂っている知識や記憶が塊になっていきます。 https://life-is.club/30days-plank/ちゃんと寝る
睡眠不足は成長の大敵です。 物覚えが悪くなり、感情のコントロールも下手になる。体も思うように動きません。 だから寝る前はスマホやPCの画面を見ないように、直前にカフェインやアルコールを摂らないこと。 [temp id=8]一つの目的を意識することが重要
自分の目的を達成するためには、その目的を常に意識しておくことが重要です。
そしてそれは、外から押しつけられたものではなくて自分の中から掘り出したものであること。そうしなければ、燃え尽き症候群に陥ってしまいます。
調子が上がってきたころに理想と現実のギャップに気付き、努力すモチベーションが消えてしまいます。
「自分の望み」を考える注意点として、このように挙げられています。
ここで言う目的はコアパーソナリティプロジェクトと同じものだと考えているので、解説はそっちに譲ります。
https://life-is.club/core-personal-project/
ただ、『PEAK』本文にも少し工夫された目的の見つけ方がまとめられています。気になった方は読んでみてください。
参考にした本
この記事の参考にしたのは『PEAK』。
マラソン世界ジュニア6位を持つ元天才ランナーのスティーブと、マッキンゼーのコンサルタントとしてホワイトハウスでの業務も務めたスティーブの著書です。
最高のパフォーマンスを維持する方法を知りたいというのがテーマ。
『マインドセット』、『スタンフォードのストレスを力に変える授業』、『内向型人間の時代』など、行動経済学の本を元に独自のインタビューの結果を加えたもので、それぞれ読んだことはないけれど、サラッと内容をさらいたいという人にはお勧めしたい本。