ヘドバン(ヘッドバンギング)で首を痛めないための方法と、筋肉痛の予防法、対処法。

ライブやフェスでおなじみのヘドバン(ヘッドバンギング)。

癖になると普段からテンションが上がると出てしまうようになりますが、ヘドバンをすると体に負担がかかるので、やりすぎると体に良くない行為です。

具体的には、整体師さんに言うと軽く怒られるくらい体に悪い。特に首と腰に。

 

でも、ライブに行ってヘドバンしないというのも味気ないですよね。

ということで、首を守り、体を出来るだけ痛めないヘドバンの仕方をまとめたいと思います。

腰を使って首を守る、ヘドバンのコツ

ライブMCでよく「頭振れ」というのがありますが、文字通り受け止めると体にはかなりの負担がかかります。

やってみればわかるけれど、全力で頭を振った後は頭がフラフラして足もとが不安定になるし、体力も使います。暗いライブハウス内でそれをするのはそれなりに危険。

そうなったらライブを楽しむどころじゃありません。

本当に頭を振った直後、さも平然と演奏し始めるバンドメンバーを見ると「この人すごいなー」と常々思います。

 

なので、頭ではなくて腰を起点に上半身を振るよう意識するといいでしょう。

ホルモン直伝のヘドバン

2011年に、ガムのCMでマキシマム ザ ホルモンが出演したときの話です。

一緒に出演したのは、俳優の成宮寛貴さん。

ホルモンのライブに成宮さんが登場して、その場で素材の収録を行ったそうです。

https://www.oricon.co.jp/news/85104/full/

 

成宮さんはこういったライブにゆかりが浅く、メンバーからライブについて色々と教わったそうなのですが、その中の一つが”上半身を振る”こと。

https://youtu.be/JaNLGLHyw7E

CM中の成宮さん(赤い革ジャンの人)を見ると、腰を軸にして大きく体を前に倒しているのが分かると思います。

こうすれば頭は大きく動くけれど、首への負担は少なく済みます。

準備運動は入念に

ライブハウスでどの程度動き回るかは人それぞれですが、夢中になれば普段運動をする人でも翌日筋肉痛になるくらいの運動量になります。

だからこそ、準備運動はしっかりしておきましょう。

準備運動せず2時間のライブにでも参加しようものなら、翌朝起きると体が固まって動かなくなってしまいます。

よくある運動は

  • ヘドバン
  • ジャンプ
  • 走る(WoD、サークル)
  • 誰かを肩車(クラウドサーフ)
  • 腕を上げ続ける
  • 人込みをかき分ける(退避)

こうしてみると、瞬発力も持久力も必要だということが分かります。

 

少なくとも屈伸と伸脚、冬は会場周辺を歩きまわって体を温めること。開場してからは難しいので、僕は人目につかないところでストレッチしてから入場しています。

ライブを盛り上げるために一曲目から激しいリード曲が演奏されるのはよくあることなので、いつでも動けるように準備しておくと幸せになれます。

 

また、既に筋肉痛になってしまったという場合も、動かせる範囲で良いのでストレッチしましょう。

関節の可動範囲いっぱいにぐるぐると腕、腰、脚を動かして、体をほぐします。

しっかりと栄養と取って寝ることで、痛みが和らぐ時間は短くすることができます。

前の人の肩をつかむ

これは人の入り具合にもよることなのですが、混雑しているとヘドバン時に前の人の方をつかむという暗黙の了解みたいなものがあります。

そうする理由は、個人的に3つ。

  • 自分がヘドバンするスペースを確保するため
    • 誰かに頭をぶつけたくないし、ぶつけられるのも嫌です。
  • よろけて転んでしまわないため
    • 命綱みたいなもの。もし誰かが転んだら、周りの人はその人のためにスペースを作ってあげましょう。
  • 周りの状況を把握するため
    • 周りの人の動くタイミングが分かります。後ろの人が肩をつかんでいる間は、不用意に動くと誰かにぶつかる恐れがあります。注意しましょう。

 

基本的にライブ中の事故の多くは自己責任なので、誰にも迷惑をかけないことは大事。

靴はスニーカーが良いし、メガネは外した方が良い。長い髪は結んで、時計やアクセサリー類は付けない状態で、水分管理もしっかりと。