筋トレを続けて気付いた、”心の弱さ”の正体と対策

「自分は心が弱くて、何も続けられない。」

「何も出来ないし、どうやっても這い上がれない。」

 

最近になって、こういう考えから抜け出すことが出来ました。

心が弱いと感じるのは“確信が無い”から

人間って現金なもので、目の前にあるものしか見ないし、人の話だけを信じることはしません。だから、何かの拍子に「可能性が無い」と思ったらすぐに諦めるし、忘れようとします。

僕が筋トレを続けられなかったのは、心が弱いからではなくて“自分も変われる”という確信が無かったからでした。(そもそも、「変わりたい」と強く願っていたわけでもなかったのかもしれません。でも、今も願っているわけではありません。)

 

自信が無いからでも、知らないからでもありません。

「どう考えても出来る」としか思うための“証拠”が無いと、人って頑張れないんです。

目的が漠然としている(確信が無い)と、広すぎる海で1人彷徨っているような気持になって、不安になっていきます。前に進むためには、「この方角に進めば人の住める島がある」と信じさせてくれる地図と磁石が必要。

そういうものが無いと、人はどこへも行けません。

 

逆に、目的があれば人はどんな事でもできます。

仮にそれが強制されていることであっても、残忍なことだって出来てしまいます。

ネガティブとポジティブの役割の違い

これは重要なことなのだけれど、同じものを見ても「どのような確信を持つか?」は人によって違います。

そのうえで、

  • ポジティブな確信を持っている人は、そのまま前に進む。
  • ネガティブな確信を持っている人は、考えながら少しづつ進む。

それだけのことなんです。

 

●Aさんは数学が得意で現代文が苦手。 ●Bさんは現代文が得意で数学が苦手。

ネガティブに考えるのは、「自分には足りないものがある」と感じたから。準備が必要だと感じたから。勉強しないとテストで点数が取れないことが分かっているから、対策しようとします。

そうじゃないなら、ゲームでもしてた方が楽しく暮らせます。

ポジティブな人は、止まらないから先に進んでいるように見える。そして、“目の前の証拠”を見て自分の方が有能だと思い込みます。でも、不安を感じてないから準備はできない。 そのくせ直前になったら緊張したり、なりふり構わず焦り始める。
ネガティブな人は、ポジティブな人が煽ってくるのを見て「自分は無能だ」と思い込む。でも、不安だから先を見て準備することができる。 常に不安だから、準備して本番をスムーズに進める能力がある。

 

「どちらがいいか?」というよりも、重要なのは「自分はそれを見てどう感じたか?」。

それに気づいたうえでどう立ち回るかが重要になります。

大抵のことは出来ないなら必要ないし、出来るようになるまで後回しにすればいいんです。

 

そもそも、ポジティブにとらえた人とネガティブにとらえた人が歩幅を合わせることなんてできませんからね。助け合うことはできても、同じになることはできません。

“心の弱さ”を克服するための方法

心の弱さを克服して前を向くために必要なのは、不安を抑えて、基礎固めに集中することです。前を走っている人は無視して、自分に足りないものを補いましょう。

RPGで言えば、ひたすらスライムを倒し続けて経験値を稼ぐようなイメージ。

 

もしRPGで“経験値”が見れなかったら、いつまで経ってもレベルは上がらず不安を感じ始めるはずです。でも、スライムであれ出来ることを続けていれば確実にレベルは上がっていきます。

 

レベルが上がって初めて、「自分は何と戦っていたのか?」に気付きます。

そうしたら、それまで倒せなかった敵も戦い方を考えることも出来るようになっていきます。

https://life-is.club/kintore-leveling-hit/

ネガティブ思考に振り回される人がすべきこと

まずは、出来る限りストレスを減らすことから始めましょう。

特に、「前を走っているように見えるポジティブな人」と「意味もなく攻撃してくる敵」に気を取られていないか考えてみてください。そうしないと、ネガティブな人は余計なストレスに耐えきれず倒れます。

一緒に居たくない人からは距離を取りましょう。

ストレスは大敵

大抵の場合、ネガティブで前に進めないのは“どうすればいいかわからない”という不安が強すぎるからです。人より多くの心配を抱えているから、その分人よりストレスを抱えないようにしないといけません。

そうしないと、不安な気持ちに抗うために焦りが生まれ、冷静に物事を整理できなくなります。これがいわゆる”視野の狭い“状態。

そこから抜け出せば、物事を整理して考えられるようになります。ネガティブに捉える人の方が多くの知識を扱えるので、先も読めるようになります。

 

僕は、人に会うのが不安だったので仕事を辞めました。友だちもいないから誰とも会わないけれど、学生時代から似たようなものなので気にせずいられます。

「ここまでしろ」とは言わないけれど、自分にとってマイナスなものを省けば余計なことを考える時間が減ります。

そうすれば、自分なりに物事を組み立てて計画を立てられるようになります。

不安の質が変わる

考えられるようになると、不安の質が変わります。

「何をすればいいかわからない」という不安が、 「どうなるかわからない不安」に変わります。

どちらが辛いかと言えば、断然前者。

「一つでも自分にできることがある」とわかると、それに集中している間は不安を感じなくなります。不安から逃れる方法が分かっただけでも、大きな収穫と言えるでしょう。

 

そうしたら、自分にできることは何なのか把握しましょう。

スライムでいいから、余裕を持ってこなせる課題を確実にこなしてくこと。 何をしているのか言葉で説明できるようになること。

そこまでくれば、かなり楽になります。

 

重要なのは、「自分が何に不安を感じているかを考えてみること」。

不安の種がどこにあるのかがわからなければ、それを取り除くことも出来ません。まずはそこから始めてみましょう。

筋トレで学んだこと

僕の場合、筋トレを続けられなかったのは「自分が変われる」という確信が無かったから。「どれだけ頑張ってもどこにも辿り着けない」という不安を感じていたからでした。

でも、一つでも成果が得られれば辿り着く先が見えるようになりました。過去の成果は消えないので、後はそれを少しづつ膨らましていくだけです。

https://life-is.club/plank-30days/